修行時代
主人は入店してから6年間は、新子の仕込みを触ることすらさせてもらえなかったと言います。
なぜかと言うと
赤ちゃんである新子は、とても柔らかく、高価であるため失敗が許されず、
価値がなくなっては困るからです。
旬が終わる頃、安価になり練習にはもってこいなので
魚河岸の仲買から自腹で買って
夜中まで家で新子を開く練習をしていました。
5kg=1200匹程を
毎年積み重ねて
店での新子デビューは、7年目
それだけに思い入れは強く、
美しく美味しくをモットーに
丁寧に仕上げています。
今年も新子の季節がやってきます。
皆様も一度召し上がってみて下さい。
初夏の海を感じて頂けたら嬉しいです。
【※添付写真のご説明】
同じ新子、産地が違いますが、左が添加物無し、右が添加物使用です。味付け、塩も、酢にもしていないおろしたばかりの物で添加物有無の違いでこれだけ違いがわかります。