千葉県松戸市出身
実家は飲食店など数店を営んでおりました。
幼少期は、箱根の一流旅館を巡る稀な家庭環境に育ちました。
学生時代、和食店のアルバイトをしていた時、板前への憧れを抱き、22歳のとある日、求人広告を偶然見つけ築地市場内の鮨店で働くこととなりました。
後にその店は、江戸末期創業日本橋魚河岸の屋台から続く店だと知ります。
4代目親方の握る鮨は、伝統的で目を見張る程美しく、震える程 旨かったことを鮮明に覚えています。
修行初期の築地市場は、一般客は少なく市場で働く社長衆、買い出しに来た鮨屋の店主などが殆どでした。
その後、一般の方々が増え、全国各地、また世界各国から来店されるようになり、活気のある鮨店でした。
多い日で1日1000貫を超える鮨を握る毎日が続き、
早く・美しく・旨い鮨を追求する日々…
しかし悲劇が訪れ、2013年 交通事故に遭い、右腕靭帯断裂
医師にはもう仕事復帰は諦めるようにと宣告されてしまいました。
絶望と壮絶な日々を経て奇跡の復活
…神様がまだ仕事しろと言ってるのかもしれない…
2015年 満を持して御徒町にて独立開業
2017年 ご縁をいただき高円寺に移転
地元の方々、築地時代から20年,30年と来て下さるお客様、
全国各地、世界各国から皆様に支えていただき今日に至ります。
交通事故に遭い、絶望しておりましたが、ご来店いただく皆様のお陰で、本日まで鮨を握ることが出来ております。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。